試験委員の指示があるまで、下の事項を読みなさい。
〔 書 式 設 定 〕
a. 1 行の文字数を 3 0 字に設定すること。
b.プロポーショナルフォントは使用しないこと。
〔 注 意 事 項 〕
1 .ヘッダーに左寄せで受験級、試験場校名、受験番号を入力する こと。
2 .問題のとおり、すべて全角文字で入力すること。 3 .長音は必ず長音記号を用いること。
4 .入力したものの訂正や、適語の選択などの操作は、制限時間内 に行うこと。
5 .問題は、文の区切りに句読点を用いているが、句点に代えてピ リオドを、読点に代えてコンマを使用することができる。ただし、 句点とピリオド、あるいは、読点とコンマを混用することはでき ない。混用した場合はエラーとする。
6 .時間が余っても、問題文を繰り返し入力しないこと。
⑧
〔無断複製を禁ず〕
公益財団法人 全国商業高等学校協会主催・文部科学省後援
ビジネス文書実務検定試験
第52回
(26.11.23)速 度 部 門 問 題
第 1 級
(制限時間10分)
全国商業高等学校協会主催・文部科学省後援
公益財団法人
第 1 級 速度部門問題 (制限時間10分)
かるた取りは正月の遊びの定番であり、新年の風物詩になってい る。家庭で見かけることは減ったが、勢いよく札を取る競技かるた の風景は、NHKのニュースでも放送されている。若者の中にも、 漫画で読んだりインターネットで観戦したりと、興味を持っている 人は少なくない。競技で使用される短歌は小倉百人一首と呼ばれ、 13世紀の前半に成立し、特に上流階級に親しまれていた。
この原型は、藤原定家という貴族が知人の依頼で、新古今和歌集 などに収録された中から百首を選出し、色紙に書いたものである。 天皇や僧侶、貴族などの歌で、評判の高い作品を中心に選ばれてい る。それが室町時代の末頃から、学習用教材として利用されるよう になった。さらに江戸時代に大量印刷が可能になると、かるたとい う形で広く普及していった。
遊びながら歌を覚えられる百人一首には、様々な修辞が用いられ ていたことも、人気を博した要因だろう。同じ言葉を重ねたり、古 い歌を取り入れたりして、わずか31音に創意工夫することが当時 の作風だった。例えば、60番の「まだふみもみず天の橋立」のふ みには、踏むと文(ふみ)の二つの意味を込めることによって、歌 の描く世界を広げることに成功している。こうした内容と技術との 調和こそが、華と称えられた。
作品に用いられた修辞や作成時の背景を重ね合わせて、歌を味わ うことは、推理小説のような楽しさがある。遠い昔に生きた作者の 意図を読み解くことができるのは、この国が数多くの資料を大切に 引き継いだからに違いない。特に百人一首は、博物館ではなく生活 の中で継承してきた点が素晴らしい。身近な遊びに潜む深い味わい と長い伝統を、後世に伝えていきたいものである。
30 60 90 120 150 178 208 238 268 298 328 342 372 402 432 462 492 522 537 567 597 627 657 687 710 第52回 ビジネス文書実務検定試験 (26.11.23)